上野のギター伴奏流し、無事に終了しました。
ギターを折られることも、水をかけられることも、喧嘩に巻き込まれることもなく。
冷やかしにはあいましたけどね。ちぇっ。
お昼にちっぴーと息子とランチをしました。
そこから15分ぐらい仮眠して上野に向かう。
今日に限って山手線が田町駅線路切り替え工事とのことで、一部運休。
山手線なんて、どっちが内回りで、どっちが外回りか分からないぐらいの田舎者です。
先輩を待たせるのは切腹ものですから。
現地も下見しておきたかったので、メトロ経由で早めに向かう。
19:00集合なのに17:40には着きました。
真面目か(笑)
現場を見て緊張して、先輩のレパートリーを復習して緊張して。何をやってもソワソワでございました。
R-1とノンアルビールを飲むぐらい。
まず、率直な感想は「流し」というものに出会えて良かったなぁということでした。
苦い思いも沢山したけど、優しいお客様がリクエストをくださって、お酒のお供にしてくれる。
最初は正直言えばさ、音楽で稼げる職業というのがとても魅力的だったんだけどさ。
誰かの生活を潤すことの一助になるっていうのがビリビリ感じられて。
弾いている時はお金のことなんて全く考えられないね。
この初心を忘れたくないな。
んー、勿論、対価をいただくこと自体にも素晴らしい喜びはありましたけどね。
あとはねー。
代表のパリさんに
「音楽の準備は終わらせておきたい」って言われてたんです。
教えたいのは音楽以外のことだからって。
それは、頭で分かってはいたんですけど。
僕は何も分かっちゃいませんでした。
せっかくこの曲聴きたいって言ってくださった方の手拍子とか、目とかを見れずに、もっと言えば歌い手の綾乃先輩の目も見れずに。
僕はコード譜やスマホを見ていた訳です。
もったいない❗本当に。
見ずに弾ける中島みゆきさんの「糸」とか、「学園天国」とかは、スゴく自由だし、お客さんを楽しませることに意識が向いていたと思う。
それ以外の曲の時と言ったら❗💢
上を向いて歩こう、赤いスイートピーとか、尾崎豊の I LOVE YOU ぐらいは弾けなきゃいかん。
コードを見る以外にやらなきゃいけないことは山ほどありました。
そんな僕を、先輩橘綾乃さんは嫌な顔せずに引っ張ってくださいました。
演奏が飛んでアカペラにさせてしまった時は本当に申し訳なかったですが、それでもアカペラで損なわずに歌う先輩はバリカッコよかったです。
あとは、歌ったあとにしっかりご挨拶している姿、断られたお客さんにも柔らかい対応、ギター演奏の新人を「シンガーソングライターの野村さん」と紹介してくださる懐の深さ。
書けばキリがありません。
流しは人間力ですね。
僕は綾乃さんの上手いプレゼンで、リンダリンダを二回ほどソロで歌わせてもらいました。
あと一回即興か。
そこまで考えられるの、すごいねぇ。
僕ね、今日を終えたら、どちらかの気持ちになると思ってたの。
「流しむいてねぇ、辞めよう」
か。
「流しチョロいな、続けよう」
のどちらか。
終わってみたら、どちらでもありませんでした。
「向いてるかわかんねぇけど、続けたいな」って思いました。
それは、やってみたいってことなんだと思います。
むいてるか、むいてないか。
やれるか、やれないか。
そんなことを考える前に、
やることやってから考えようと思います。
研修は六回あるんですが、六回で「流し」になりましたと。
流し見習いではなく、流しになりましたと。
言えるように。
あ、最後に書きたかったのですけども。
昼にランチをした理由は、4/20が誕生日だったからなんです。
お祝いしてもらったんです。
41歳最後の夜が今日で良かったですし。
日付越えて42歳最初のブログがこの記事で良かったです。