ニュースをリポストしたのですが、ちょっとだけ。
僕は高校生や大学から、ゆずのファンでした。
でした、というのが申し訳ないんですけど(笑)
今は追いかけていないもんですから。
ただ、お芝居の流れで弾いたこともないギターを持ったのが20歳のころ。その時に無心でゆずのコピーをして、今に至る。
僕のプレイヤーとしての音楽人生のはじめの一歩は明らかにゆずなのである。
その頃ゆずは路上ライブを卒業していたので、世の中の弾き語りブームとは全く関係なかったんだけどね(笑)
で、大学で部室に引きこもるようになって、ブルーハーツとゆずと槇原敬之を狂ったように聴きまくっていた。
その中にゆずのサードアルバムの「トビラ」があった。
トビラは異色作、もっと言えば問題作とでも言える作品だ。その頃のゆずは混沌としていて、収録の北川悠仁作品の黒さは特にすごい(笑)
シングル曲とかでなんとかバランスをとっているものの、とにかく病んでいるのだ。
トビラのリリース後にファンになったので、リアルタイムの感情は知りえないけど、大変だったんだろう。
そして、その黒さが引きこもり始めた僕には新鮮だったんだ。
太宰治とかに出会っていれば話は別だったんだが、文学も知らず、日本のオリコン上位しか知らない20歳の僕の近くには、そこまでさらけだして表現する人はいなかったから。
ゆずが30周年を前に、その「トビラ」ツアーのリバイバル公演を行うというニュースを見た。
有明スリーデイズ。
よりによってトビラ?といった感じだ。
昔ながらのゆずっこはお祭り騒ぎだろう。
往年のファンを喜ばせるために、フォーク時代のゆずをやるなら、「ゆず一家」や「ゆずえん」といった【ゆずっぽい】アルバムのリバイバル公演のほうがいい。
よほどあのときの自分達ともう一度向き合って、30周年に向かいたいんだなって思った。
「今の時代にトビラやっちゃうよ?」というゆずサイドの思惑通りなら、まんまと踊らされてしまっているが(笑)
結局ワクワクしちゃうんだからな。
僕にもゆずの遺伝子は残ってるんだなぁ。
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