2025年4月17日木曜日

骨と肉

 今日、久しぶりにサンマを食べました。

昨日スーパーで買ったんですよ。

「明日これ焼いて食べて楽しよう」って。

多分さすがに初物ではなく、去年の冷凍物を在庫処分するようなものなんだろうね。


いつもは頭を落としてもらったものを買うんです。僕はね。

でも、ちっぴーは肝の部分が好きで。

昨日は特に何も考えずに頭のついた、生の姿のままのサンマを買ったのでした。


夕飯に焼いて、いただきました。

そう、いただいたのでした。命を。


やっぱり現代は、命をいただいている、という感覚を忘れてしまいがちです。

生の姿のサンマを焼いて食すと、「毎日殺している」ことに気づくのです。

あ、これはネガティブな感覚のお話ではなく、事実としてです。


朝に食べたソーセージも、玉子も、殺して食っているはずなのに薄れてしまうね。

気づかないのだね。

それはキレイに加工したり、最終的な形だけしか見ていないからなんだろうな。


最近も、回転寿司に行きました。

現代の子どもは、サーモンとかマグロとか、大きい魚のことを、あの切り身の大きさだと思ってしまう子もいるみたいね。

それも頭を落として、血が出て、切り刻んでいることを全てやってもらっているからだね。

現代の僕らは狩りもしないし、捌かないしね。


ありがたく思わないといけないなって、肌感覚で思いました。

いや、これは理屈なのだろうか。

わからないけど。


ありがとう、サンマ。

生きてることを粗末にしていたから。

0 件のコメント:

コメントを投稿