僕は平成流し組合というところにお世話になっている。
別に会社組織でもなく、ただの個人事業主の集まりだ。
考え方としては芸能事務所に近いと思う。
そこに所属しているタレントさんや歌手はそこの社員ではないよね。業務委託とか、マネジメント、エージェント契約なんだろう。知らんけど。むこうさんはガッチリした会社組織だし。
で、そういう寄り合い所帯だから、僕はずっと群れることを嫌っていた。
流し同士が仲良しこよしで、コミュニティを作ってつるむことを好まなかった。
これはライブハウスにも言えることで、なんか、小さなコミュニティでワイワイやって、拡がっていかない、外部の流入も何処か閉鎖的。でも仲間で心から楽しくやってます、が苦手だった。
多分そのコミュニティは新陳代謝がうまく行かず、終わっていく。
まぁ、僕自体がとにかく何処かに「属する」ということが出来ない質だからなんだけど。
昔仲間の尾上ちゃんには「Shiny'sはどこにも属してない感じが健康的」と言われたし、一個独立の存在でありたいと思っている。
ただ、先輩流しと研修やら、見学で接していくと、どうやらそんな生ぬるい人ばかりではないと気づく。
僕が初現場に出たときにメッセージを下さった先輩もいたし、昨日の当日溝の口に入った時も気にかけて下さった先輩がいた。
全く未開の流しという世界で、先輩流しの存在とお言葉は何よりも大きかった。
だって、実際現場でやり抜いてる人達だからね。
AIや、学者の言葉じゃない。
あぁ、僕はもっとこの人達を信じていいんだなと思った。
一匹狼となり、強くあらねばと思い込んでいた心をおろす。厳しい世界なのだから、そうでなければやっていけないと信じていた。仲間なんか、作らないぞって気持ちを。
正直、僕は平成流し組合以外の流しの団体を、加入する前に調べまくった。
その中には信用に足るのかと疑う団体もあった。
そして、数ある団体から平成流し組合を選んだ。
僕はこの組合、代表パリなかやま、諸先輩に会えて良かったと思っている。
これは詳しく言えないのだけど、ちょうど流しのメッセージグループで、アツイ議論が勃発した。
僕は新人なりにその議論を見守り、少し言葉も発した。
意見の相違は、勿論それぞれあり。
誰が正しい間違ってるではない、大人だから喧嘩をするわけではないが、本気と本気が組み合えば多少の衝突はある。
でも、流しになろうなんて連中だから、やはり皆さん「自分の言葉と思考」を持っている。
これにたいしてはこう思うと、それぞれが発信している。
皆さん、本当に非サラリーマン思考で、稼業として本気なんだって僕は嬉しくなったんだ。勝手にね。
音楽で食うなんて無理だよって99%の人が言う。
その大半は、音楽をやってない人か、音楽で食えなかった人だ。
流しで生計を立てている人、音楽で食えている人は「すげぇ大変だけど、やれなくはないよ」って、言います。だって、やっているからね。
僕も体力や喉の疲労で不可能なんだけど、今の力量でも、30日休みなく流せば生活できるとは思う。
少なくとも音楽で対価をいただくいう体験はできているから。
だから、音楽活動が赤字だと言う人には「赤字にならないでやれる方法はあるかもね」ぐらいは言ってあげられる。
これは二年前までは考えられなかったこと。
音楽で食いたい、は恥ずかしくない。
やれることを今日もやりたい。