2020年2月19日水曜日

湯浅秀栄という男

昔は、ラブレターのように仲間のことをブログに書いていたな、と思い出しました。

昨日、レコーディングを終えた湯浅秀栄氏について語ってみようと思います。
2/22や、参加音源への期待も高まるでしょうか。


表現する人には

素人ウケする人

演者ウケする人がいる。

我々はどちらかというと前者だ。
まず演奏が下手だし、音楽的にもそこまで高度なこともやっていない(笑)
裏を返せば「分かりやすい」のかもしれない。
単純な音楽をやっているつもりはないがね。

後者は、すごく技量が高くて変拍子とか巧みなコード進行とか、見事なスケール、フレーズ、音楽好きが唸ることをやってのける人。
だが、そんなことは音楽を知らない人には関係ない。
裏を返せば、少し分かりにくい音楽なのかもしれない。
勿論こちらの人が素人ウケしない。という訳ではない。


湯浅さんは、正直素人玄人どちらも掴んでしまう人だ。
技量としては、圧倒的に後者なのだけど。
歌詞の運び方とか、メロディの責任感とか、音の選び方とか。
それがしっかりポップスになっている。
音楽が音楽好きのためのものではないことを自覚されているのではないか。

年末の橋本GOHANのライブで湯浅さんがトリを務めたとき、観客の女性が
「すごーぃ…」
と、言っていたのを僕は聞き逃さなかった。
普通の人に届いてこその音楽だなぁと思う。
勿論嫉妬した。



湯浅さんとの出会いは、おそらく秋田犬のオープンマイク「いちゃりばちょうでぃ」だったと思う。

その頃はシャイニーズが少し「いちゃりばの常連」じみてきたころだ。
思い出せないけど、多分ビートルズのなにかしらと、聞き上手のみーちゃん(正式な表記は不明、ごめん)という曲を演奏したのだと思う。

今までつらつらと書いたことを、秋田犬のオープンマイクで演奏した二曲で、まざまざと見せつけられてしまった。
「なんだ、このおじさん。やりよるぞ?」
といった感じだ。

そこから何かしら目をかけてもらい、まず湯浅さんの企画に呼んでいただく。
セッション好きの湯浅さんに、てくてくとかぼくはえんぴつを合奏してもらう。
魔法のようでした。
やっぱりこのオヤジは怖い。

我々の企画ライブにも出演していただき、ちょこちょこ絡むようになり、昨年のワンマンライブでは正式にサポートをお願いした。
サポートというよりはメンバーぐらい楽曲を考えてくれた。
我々の演奏技術や、アレンジ、音楽への責任感に多大な影響を実は与えているのである。
本人には言わないけど。


そして、自分が上手くなっていけばいくほど、湯浅さんの重ねてきた音楽経験値にはまだまだ勝てないなぁと思うようになってきた。

昨日のレコーディングも、そんなことを思い知らされて、少し泣いてしまったのだ。
素晴らしい音源になるので楽しみに待っていてほしい。
まず僕が楽しみなんだから。

2/22はどんなライブになるか、これも楽しみなのだ。

恐らく今日もTwitterで政治的なことを呟いているだろうが、悪い人ではない。
良い人かどうかまではわからんが(笑)
結構尊敬しているのだ。


こうなると、もうお一方の修一郎さんのことも書かなきゃいけないねぇ。

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