今日は茨城県は水戸で、朗読劇を観てきました。
以前ブログにも書いたと思うけど、専門学校時代の同期がまたステージに立つことを決めた。
その子の発表公演であった。
発表会、と書くと如何にも「アマチュア」のにおいがしてくる。
僕はこの表現があまり好きではないのかもしれない。
発表公演、という名前で良かったと思う。
プロやアマといった境目は多分どこかにあるのだけど、それはあまり意味を持たないなぁと実感している。
行く途中で音楽のコンピレーションアルバムを聴いたりしていたが、何も心が動かないプロも、さすがだと唸るプロもいる。
プロが素晴らしいとも限らない。
そして、アマが劣っているとも限らない。
例えば、子どものお遊戯会を観て、芸としては何も完成されていないのに泣けてくることもある。
結局は心意気が美しいかどうかにかかっている気がする。
演出の壌さんの芝居には心を打たれた。
そして、出演している方たちはアマチュアであったが全員が美しかった。
アマチュアの自覚がある方たちは、自分に何もないと思っているのかもしれない。
だから、懸命に演技をする。
それが美しい。
余計なものが無い。
勿論至らない、というか至れない人達もいたけれど、決して諦めず、不器用ながらも懸命に演技をされてたと思う。
僕はその姿勢を観れただけで感動した。
僕の同期も、素晴らしい演技の場面、少し行き着けなかった場面もあったように思う。
だが、それが実は当たり前だし、次のステップになると思う。
どうやら本人は最後の場面で悔いがあったようだが、そんなことはどうでもいいのだ。
僕は賭けている人の表現が好きだよ。
よくやったね、と今度あったときに話したい。
アマチュアであることに卑屈にならず。
プロフェッショナルであることにおごることなかれ。
とても中途半端な自分に思う。
どうあるか。
それだけなのだから。
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