2019年7月24日水曜日

それはそれ、これはこれ


吉本問題が世間を騒がせております。
いろんな意見があると思います。


宮迫、亮両氏の会見で世間の風向きが随分変わったと思います。
「吉本はなんてひどい会社なんだ」と。

そして松本さんと東野さんのワイドナショーの生放送。
二人の男気でさらに吉本に分が悪くなり。

極めつけは岡本社長のお粗末な会見。
追撃で極楽の加藤さんをはじめとして、吉本芸人や他の芸人さんのバッシング。

世論は吉本興業に呆れてしまったというのが本音でしょうか。
僕も岡本社長の会見を観て、
「こりゃひでぇ」と思ったものです。
逆に宮迫、亮の会見には感動したし少し涙も出た。


ですが、演劇的思考で見てみますと。

闇営業をしたのは、
入江さんをはじめとした芸人達。
会社は損害を被った側です。
会社が貰える金を貰えず、芸人に「ピンはね」された訳です。
怒りたいのは会社の側でしょう。
違約金とか、関係者に謝るとかで忙殺されたのだとも思う。知らんけどね。
ストレスは宮迫、亮両氏と同じかそれ以上だったのかもしれない。


なんかね、どちらが悪いとかではなくてですね。
どちらも、悪い訳ですよ。


闇営業したのも、
反社会勢力から金をもらったのも

貰っていたのに貰ってないと嘘をついたのも、
宮迫、亮達が悪いしさ。


会見をしたいのにさせなかったのも、
させないなら自分で会見しなかったのも、
パワハラ紛いの圧力をかけたのも、
闇営業をさせるような薄給なのも、
契約書のない雇用形態も、
実は反社会勢力がスポンサーだったとかも、
吉本が悪いしさ。
(事実でなければお詫びするが)


それはそれ、これはこれ。

岡本社長の、吉本の体たらくを目の当たりにしたからといって、闇営業芸人の罪が消えるわけではないと思うし。
吉本の闇を告発したような形になったからといって、宮迫、亮の二人がヒーローじみた扱いをされることは怖いことだなと思う。

重ねて、罪を犯した芸人に対してパワハラしていい訳でもないし。

どちらの「どの」部分を是正して、批判したりするかを見極めていかないと、とても危険だよなと思うのです。
0か100にしか針が振れていない感じが。


世間の風向きが、すごく急に変わりすぎるなと思ったので。
こんなブログを。

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