2024年12月21日土曜日

あの時の者です

 昔四輪で仕事をしていた時のことだ。


郵便局の四輪の仕事は、みんなに説明するときに「ヤマト」とか「佐川」の仕事って言ってます。

今で言うとアマゾン便もあるか。

荷物の配達なので、かなり体力的にキツいのです。

時間指定とかでメンタルも削られるし。

その関係上、採用されて働いても「こんなにキツイのか…」と、辞めていく人が多いんですね。


八~十年ほど前のこと。

とあるおじさんが入ってきて、僕は先輩として指導してたんだけどやっぱり「やっていけないので辞めます」とのことだった。

その人は僕よりももやし体型で、まぁ、この仕事は難しいかもな…と思っていたの。


でも、良い人でね。

「多分この仕事があってなかっただけだから、気にせず頑張ってください」って送り出したの。

多分1ヶ月か2ヶ月しか働いてない。


その人が僕の今の配達区域の、となりの区域に住んでることは過去に雑談してて知ってたんです。

昨日、配達の補助に行ったら、ちょうどその人の対面郵便があったんですね。

うわー、○さんの郵便だ❗って思って、お会いした時に「あの時の野村ですけど覚えてます?」って声をかけてみたの。


そしたら、最初はピンときてなかったけど、

「…あー❗その節はご迷惑かけました💦」

って、思い出してくれてね。


あれからどうだったんですか?ってお話したら、勿論キチンと再就職されていて。

僕は僕で二輪でやってるんですーとか言ってね。

なんか、良かったなぁってじんわりしました。


人には誰にでも歴史があるんだ。

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