昔四輪で仕事をしていた時のことだ。
郵便局の四輪の仕事は、みんなに説明するときに「ヤマト」とか「佐川」の仕事って言ってます。
今で言うとアマゾン便もあるか。
荷物の配達なので、かなり体力的にキツいのです。
時間指定とかでメンタルも削られるし。
その関係上、採用されて働いても「こんなにキツイのか…」と、辞めていく人が多いんですね。
八~十年ほど前のこと。
とあるおじさんが入ってきて、僕は先輩として指導してたんだけどやっぱり「やっていけないので辞めます」とのことだった。
その人は僕よりももやし体型で、まぁ、この仕事は難しいかもな…と思っていたの。
でも、良い人でね。
「多分この仕事があってなかっただけだから、気にせず頑張ってください」って送り出したの。
多分1ヶ月か2ヶ月しか働いてない。
その人が僕の今の配達区域の、となりの区域に住んでることは過去に雑談してて知ってたんです。
昨日、配達の補助に行ったら、ちょうどその人の対面郵便があったんですね。
うわー、○さんの郵便だ❗って思って、お会いした時に「あの時の野村ですけど覚えてます?」って声をかけてみたの。
そしたら、最初はピンときてなかったけど、
「…あー❗その節はご迷惑かけました💦」
って、思い出してくれてね。
あれからどうだったんですか?ってお話したら、勿論キチンと再就職されていて。
僕は僕で二輪でやってるんですーとか言ってね。
なんか、良かったなぁってじんわりしました。
人には誰にでも歴史があるんだ。
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