昨日、Testosteroneさんという方の本を買って読んだ。
Xでも、ユーモアの化物みたいな方なので是非知ってほしい。
Testosteroneさんの本を買う前に、稲垣諭さんの「やさしいがつづかない」という本を立ち読みした。時間がなく、結局買わなくて申し訳ないのですが、タイトルからしてビビッときた。
そこに、何故「人権」というものを人類が設定したのかということを書かれていて、すごい興味深かったのね。
人権が無いとどうなるか。
例えば
「ウクライナに侵攻したプーチンなんて死んでしまえばいいんだ」
「あんな不祥事を起こした芸能人には罵詈雑言を浴びせてしまえ」
「酷いことをしたんだから、お前も同じ目にあうべきだ」
「飲酒運転で家族を殺した人間を、同じように轢いてしまいたい」
こういったことを少なからず人間は思ったりしてしまう。
そして、「人権」が無いとこういったものを止めるブレーキが無いんだそうだ。
つまりは、気分とか、多数の意見とか、時代の空気とか、そういったもので決まってしまう。
それが正しければいいのだけど、間違うこともある。
飲酒運転の例で言うなら、家族を失った人が同じ殺人を正当化することになる。許せない、という感情で殺人は正当化されてしまうのだ。
人権が無ければ、簡単に人の権利を侵害できるのである。
正に戦争の論理なんだけど。
そうか、平和な日本で、一応人権が保証されている時代に生きている僕だけど、そういった恩恵は感じたことがなかったな。
暴走のストッパーなのかね。
それこそ僕は今日、とんでもなく落ち込んでいるのです。
人の気分とか感情は本当にあてにならんよ。
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