2026年4月17日金曜日

心を痛める

 多分気温の変化に身体がついていけず、バテておりますね。野村です。

少し暗い話題となります。

ご注意を。






京都の、事件のお話。


容疑者が捕まり、色々事態が動きそうです。

真実はどうなのか、わかりませんけど。

失踪の時点から、ずっと気にしてしまってたんです。

小さな命が一つ、行方不明になっていたこと、失われたこと。

それに対してどう思うべきなのか、どう考えればいいのか。

見なければいいのに、追ってしまう。

これは僕が父親になったからなのと、無縁ではないと思う。


先ほど配信をしまして。

戦争が起こってしまった時に創った「守っていきたいな」という曲をやった。

そうしたら、歌いたい唄がもう一つ出てきたんだ。

それは松本裕さんの「僕の生涯」という曲。

僕の初めてのソロワンマンでカバーさせていただいた曲。

詳細は伏せますが、命を絶ってしまう子の曲なんですね。

「覚悟のいる曲をカバーしてくださった」と、後に語ってくれた。僕はこの曲の凄まじいまでのバッドエンドに衝撃を受けて、絶対に書けない曲だと思った。

松本裕さんも、いたずらに歌うべきではないと、この曲の扱いに慎重だった。

僕はその当時「こんなに人の心を動かしてしまう曲なんだから、表現者としてもっと歌っていくべきだ」と思ってた。

だが、カバーをして、聴いてくださる人の表情を見ればわかった。松本裕さんは正しかった。

「火垂るの墓」と一緒。

あの痛切さは、短いスパンで投げかけるものではない。

僕も人の曲なのに、無闇に歌ってはいけないって感覚があった。


だが、京都の事件があり、僕は歌いたくなった。

失われてしまった命に何かをしたかったのだと思う。

歌いながら鳥肌が立った。


そうなんだな。


配信でも話して、腑に落ちたんだけど。

僕があの事件にできることは「ちゃんと心を痛めること」しかないんだなと思ったんです。

何の言葉も出ない。

何もしてあげられない。

還ってこない。


だから、キチンと心をを痛める。

なんか、悲しむのも違う気がしていたんだ。

何様なんだよってよぎってしまって。

でも、その理不尽に、ショックを受けて良かったんだなって。

平気なフリもせず、同情なんて失礼でできなくて。

僕の生涯を歌ってね、そう思えたんだよ。

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