ようやく、ライブの精算やら、ネットショップの注文やら、少しずつ進んできました。
次はライブ動画かな。
活動は休止しても、まだまだ続くのだ。
どうも野村です。
今日ネットショップの整備をしましたら、ちょうど開設してから一年のようです。
殺風景だったショップに少し色をつけました。
今日は音楽(芸術)で飯を食う、ということを書いてみたいと思う。
長いが、読む気なら。
芸術で金儲けをするのは、どこか不純な気がする。
おそらく世の中のインディーズアーティストの大半はそういう気持ちを持っているはずだ。
僕もつい最近まで、つまりこの歳になるまでそんな青いことを思っていた。
つまり、自分は商売をしたい訳ではない。
芸術家でありたいのだ。
だから、金儲けの「ために」音楽をするのは不純な気がするのだ。
金の「ために」音楽をするのはカッコ悪い訳だ。
ただ、メジャーアーティストの人たちのインタビューなどを見ると、おしなべてみんな「ニーズの中で生きる」ことを意識されていると思う。
インディーズの時のように、純粋に曲を書くことは滅多にないと語る方もいる。
魂を売った?いやいや。
僕が敬愛するアーティストの皆さんは「商売だけのための音楽」はしていない。
売れる売れないのことは念頭に置きつつ、芸術性のことも責任を持っている。
これが音楽で飯を食う理想の形だと思う。
創りたいものを創るなら、趣味でいい。存分に時間と労力をかけて。
音楽を仕事にするというならば、必ず人の求めているものが何かを理解していないと文字通り仕事にならない。
この辺は久石譲さんの「感動をつくれますか?」という名著に分かりやすく記述されているので、読んでほしい。
芸術家面した僕が頭を殴られた本です。
先ほど【僕もつい最近まで、つまりこの歳になるまでそんな青いことを思っていた。】
と書いたので、最近の僕も考え方が少し変わった。
芸術で金を稼ぎたくなったのだ。
活動休止の理由に戻るが、子どもが産まれる。
当たり前だが、沢山お金がかかる。
そうすると、勿論自分の時間は無くなるだろう。ちっぴーや子どもの世話もしなければならない。
家庭をないがしろにして、俺は芸術家だとデカイ顔をする輩にはなれそうもない。
生活をするためには、お金と時間が必要だ。
今の僕は専業アーティストではないので、1日しっかり働いている。
時間は8時間以上取られるわけで、子どもができたらそれ以上に時間がなくなる。
お金が欲しくてバイトをしようもんなら、更にだ。
ソロ活動どころではないのかもしれない。
生活のために仕事をするのならば、僕は自分の作品にお金と時間を捻出したいと思ったのさ。
勿論それは若いときから誰しもが思っている。
だから、俺は音楽で飯を食うと息巻く。
だが売れないから、バイトか、就職かを選ぶ。
僕はこの歳でもそれに抗い、バイトサイトを見るのではなく、ギターと筆を持ちたいのだ。
僕にとって、金の「ために」音楽をするのはカッコ悪いことではなく、カッコいいことになった。
何故なら
愛する子どもと妻のためにお金を稼ぐから。
愛する子どもと妻のために時間を作れるから。
僕が芸術活動をしている姿はカッコいいので、それを子どもに見せられるから。
芸術活動をしていない僕は非常にメンタルが不健康になる、家庭円満のためにも活動したほうがいい訳だ。
ちっぴーもできる妻なので、あなたは芸術を続けたほうがいいといってくれている(笑)。
ありがたい。
ただ、お金がなかったり、余裕がなかったりすれば、ちっぴーだって僕が芸術活動をしていることを面白く思わない時もくるだろう。
相方に「いつまで音楽やってんだ」と言われることは絶対に嫌だ。
そうなって「子どものために音楽止めました」は本当に嫌だ。
理由を押し付けてズルい気がする。
だから、末長くやるためにもお金が必要なのだ。
至極全うな結論である。
若い時のように、いきなり「音楽でメシを食う」とは言わない。
38のオッサンはいきなりブレイクしないだろう。
ただ、趣味から副業にすることぐらいはできそうだ。
僕にはそれぐらいの実力があると思っている。
そして、副業にできたのなら、専業への道も見えそうだ。
…これは正直副業にできてみないと分からんけども(笑)
だから、まずは自分の芸術活動でお金をいただくという体験を積み重ねていかねばならない。
無料は止める。
先日、歌詞提供のお金をいただいた。
勿論僕の今の給料に到底及ばない金額です。
しかし、そのお金は本当に重かった。
僕の作品にお金が出されたのだから。
ライブの入場料金や、CDでお金をいただくことは、もう恥ずかしながら慣れてしまった部分もある。
そうではいけないよね。
僕はちっぴーがお休みしている間、バイトするより安くても、音楽でお金を稼げるようになるのが目標です。
こんなに底から意識が変わったのは、やはり妻と子どもの存在が大きい。
ここまで思わせてくれた出来事に感謝しています。
今、ホームページも作成してます。
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