昨日久しぶりに本屋さんに行きました。
ラジオを聴いて、欲しい本ができたもので。
まぁ、お目当てのものは無くて、帰ってきたけど。
斎藤孝さんの本で「10分あれば書店に行きなさい」というものがある。
僕が短期間本屋で働いていたときに出会った本だ。
本屋さんというのは、おびただしい数の新刊が並べられる。
数日立てば、風景は様変わり。
雑誌なんか、週刊になればその入れ替わりはもう、すごい。
それだけ新しいものが刺激を与えようと飛び込んでくる。
楽しく無いわけがない。
簡単に言うと、そんな内容。
僕はこの本を読んでから、本屋が好きになった。
残念ながら、店舗数は減少していて、近所にはあまり本屋さんが無い。
だから、昨日は久しぶりにその体験ができて嬉しかった。
本屋とラジオはすごく似ている。
Amazonのオススメなんかは、自分にフィットするものを教えてくれたりするが、
ラジオや本屋が与えてくれるのは「偶然の出会い」だ。
これは斎藤孝さんの本の一文か忘れたが、人間は自分の欲望をほとんど自覚していないらしい。
例えば本屋で興味もないアウトドアの本を見かけて、「あー、山にでも行ってみるかー」
と、思ったとする。
つまりこの時初めて「山に行きたかった」自分を発見することになる。
そこで本を買うもよし、急に高尾山に行っても良し。
それだけでひとつ世界は変わる。
昨日はそんな偶然の出会いは無かったけど、色んな本のタイトルを読んでいるだけで、少しクリエイティブになれた気がした。
あるものだけで満足することも大事だが、世界は拡がらない。
最近は少し狭い自分でいたなぁと本屋で感じてきたのだった。
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