2020年7月11日土曜日

前例がない

以前ハモネプを観て、ゴスペラーズさんのことが気にかかっている。
とりあえず今、ベストアルバムで入門したい欲が止まらないです。
以前お伝えしたように、僕のiPodには前持ち主の入れていた三曲しかないので。


最近は知らないアーティストさんをiPodで聴くと、Wikipediaなどでバイオグラフィーを調べるのが恒例になっている。
ゴスペラーズも調べてみた。


iPodにも入っていて、ヒットシングルである「ひとり」。
これは一曲通してアカペラで、非常に挑戦的なシングルだ。
今でこそ珍しくもないのかも知れないが、発表された当時はアカペラだけの楽曲をシングルにするなんてのは前例がなかったらしい。
当然レコード会社からは難色を示されたんだそうだ。

事務所やゴスペラーズさんは戦ったんだろうな。
勿論レコード会社の賛同者の人たちも。

前例がない、というのは表現やアートにとって非常に意義のあることなのだが、
保守的なビジネスライクの考えでは弾かれてしまう。

結果、ひとりはめでたくシングルとしてリリースされて、なおかつヒットした。

だからにわかの僕でも、ひとりを知っているし、現代にも残る作品となってくれている。


売れる売れないの判断だけでリリースを決めないでくれてありがとう、と思う。
そういう気概のある人は、CDの売れないこのご時世、レコード会社に何人いるだろうねぇ。

0 件のコメント:

コメントを投稿