2019年3月31日日曜日
選挙にシンクロ
最近選挙が始まっています。
タスキを掛けて、駅前で応援を呼び掛け、名前を連呼する。
工夫や才覚、センスがなければ人は見向きもしない。
我々と同じ路上アーティストだな、と思っている。
僕は、アーティストの、
「顔と名前だけでも覚えて帰ってください」
が、嫌いである。
それは本音を隠しているからだ。
真実は控えめに言っても、
「顔と名前だけではなく、興味を持ってもらって、CDを購入して、なおかつ勝手にライブ日程を調べあげ、お誘いしなくてもライブにきてくれて、あわよくば友人とかに広めてくれ」
ぐらいだろう。
顔と名前だけで満足は出来ない。
曲ぐらいは覚えて欲しくないのかね。
「顔と名前だけでも覚えて帰ってください」という言葉は、
最初に発明されたときは大層感動的な洒落だったに違いない。
しかし、それをパクり、使い続けられた結果、
飲食店の「いらっしゃいませ」くらい心を込めなくても使える言葉になってしまったように思う。
その、「込めなくても言えてしまう言葉」に命を吹き込まなければ人の心は打てないと思う。
選挙でもそうだ。
党とか、安部政権がどうだの候補者は言うのだけど。
貴方が、何を語るのか。
知りたいのだよ。
政党の名前を出すなら、
「私はこう考えていて、その志を同じくしているからこの党にいます❗」
くらいの熱意がほしいな。
だから僕は候補者を見ると、切なくなる。
訴えても届かない悔しさを少なからず知ってると思っているから。
頑張れ。
もう頑張ってるだろうが。
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