2026年10月9日金曜日

25コ目の染色体

 高速道路を走らせて実家へ。

メンタルも上向いていて、計画通り早朝出発することができたので、渋滞にもそこまでハマらずに着けました。

いやぁ、平日朝は気持ちがいいです。


この長時間の運転は、いい環境で音楽を聴ける絶好のチャンスなんです。

そこで再評価をされる楽曲も多いです。


今回すごいなぁ…と思ったのはRADWIMPSのトリビュートアルバムの一曲目に収録されている上白石萌音さんの「25コ目の染色体」です。

すごいね、この曲でメジャーデビューなんだね。そりゃデビューできるわ、という才能。

上白石萌音さんとRADWIMPSといえば、「なんでもないや」が有名です。トリビュートアルバムの参加楽曲が発表された時は小躍りしたよ。僕が演劇の専門学校に通っていた時代に、みんな聴いてたもんね。

衝撃でしたよ。


その衝撃が、最初は無かったんです。上白石萌音バージョンは。

んー、なんか、原曲通りすぎるなぁ…というかね。

面白くなかったんですよ。

飯を食ってた学生が「RADの上白石のヤツ聴いた?歌うまいだけじゃね?」とも言っていた。

全く同感であった。

トリビュートアルバムで、何の変化も角度もつけないのかーと。

しかし、聴き込めば聴き込むほど、その評価は覆ります。


これは僕の主観なんですが、萌音さんはアーティストとしての我欲が前に出ていない。

こうしてやろう、こう表現しようという下心がないのだ。自分を振り返ると、もうホントに恥ずかしい。

なので、真っ直ぐその楽曲が届いてくる。

雑味がないのだ。無駄がない。


うわー、これ、できないぞと。

アレンジもほぼ原曲通りにやる、なんてさ。

「芸がない」というのとほぼ同義だからね。

圧倒的なセンスの差を感じました。



こういった経験は槇原敬之さんの「桃」でもあった。

初めて聴いた時は「えー、地味…」であった。

覚せい剤事件復帰後の初のシングルだったからね。

もっとポップでいて欲しくて。

聴けなかったなぁ。

でも、桃の世界観がどんどん分かってくると、底しれぬ才能を知る。

これも萌音さんと一緒。

人に好かれるとかではなく、芯を持って制作したのがわかる。

僕のマッキーランキングでも常に上位に入る曲になった。


こういった覚悟でモノを創作できるだろうか。

カッケェ。

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