君にもある

 今日、仕事場で朝に報労があった。

まぁ、詳しくは話せないのだが、うちのチームの(つまりは近しき)人が表彰されたのだ。

褒められて当然の結果を出したからとても素晴らしいことだし、スゴいなぁと単純に尊敬した。

が、そのあとから｢俺には何ができるんだろう｣という気持ちが膨らんできた。

最近多い気持ちである。

めんどくさい。

その同僚に敵わない一面を見せてもらったからだと思うが。

おのれのアイデンティティに悩みながらお昼を迎え、昼のミーティングになった。

その昼のミーティングで今度は俺が褒められた。

報労には及ばないけど、安全運転系の称賛を受けたのだ。

びっくりしたと同時になんかじわりときた。

何も無くないんだぞ。

お前にもあるだろ。

そんな風に言われている気がして。

何かを真剣にやってきたなら、俺にも俺の何かがあるんだよ。

それを自分で見つけて誇りたいね。