2020年10月3日土曜日

【朝風呂】ライナーノーツ

 さてさて、今日の夕方も配信しました。

オリジナルを歌う楽しさを思い出してウキウキしております。


ライナーノーツ、今日はびいだまマーチ3曲目「朝風呂」でございます。


朝風呂は、できた当初はそこまで評判にならなかった。(現在もそこまで爆発的に人気ではないけど)


マルチアングルという、一つのテーマで様々なアーティストが新曲を書いてくるイベントがあった。

「ぼくはえんぴつ」がそのライブを観賞しているときにできた曲なのは以前お伝えしたが、朝風呂はそのマルチアングルのパクり企画「マルパクリアングル」を企画した時に創った曲だ。

ちなみにその時のテーマは「床」だった。「床」がテーマだけど、床という言葉を使っていないのが作詞のこだわりだったりする。

ちっぴーもオレンジコートという曲を創った。


初披露したときは、まだこの曲の柔らかい感じとか、大人なサウンドを表現しきれていなかったろう。

手応えを感じられず、あまりレギュラー入りする曲にならなかった。


しかし、大事な企画とかでちょこちょこやるうちに

「実はやっぱり結構いい曲なんじゃないか」という風に思い出す。

極めつけは、やはり下北沢のツーデイズワンマンだった。

サポートパーカスのチャドと、サポート鍵盤の湯浅秀栄とのコラボに選んだ。

初日にチャド、二日目に湯浅さんをサポートに迎えたが、両日ともサポートを加えて演奏したのは朝風呂のみだった。

パーカス、鍵盤。

リズムとメロディ。

この二つの要素とどのような化学変化を起こすのか見たかった。

一気にこの曲が好きになった。


「こんなボロボロの日々をそれでも這いつくばって頑張ってしまうのは」という歌詞は、ワンマンツーデイズの苦労と連日のスタジオをこなしていたシャイニーズに沁みたのである。

歌詞の内容は、大変ながらも日々何かを頑張っている自分が、自分を誇れるようにと。


同じコード進行で持っていく単純な構成だが、音楽的に非常に自由で、技量の試される曲だと思っている。音楽コードで言うと、メジャーセブンスという淡いコードがこの曲の根幹である。

シャイニーズが滅多に弾かない曲調なので、勿論レコーディングは難航した(笑)

ボーカルもよせばいいのにKeyが高いのでこれまた難航した(笑)。

逆に湯浅さんの鍵盤は曲の色合いをより、鮮明にしてくれています。

名プレイヤーですね。


この曲を収録することになり、僕らもまた成長した。

今となっては背伸びして良かったと思っている。

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