2020年10月2日金曜日

【てくてく】ライナーノーツ

 「ライナーノーツを読むのが好き」と教えてくれた方がいて、非常に気をよくしております(笑)。

野村です。


本日はびいだまマーチ2曲目「てくてく」。

こちらは、なかなかの人気曲ではないでしょうか。

創ったときは結構地味だと思っていたんですけど。


僕は結構ロックが好きなんですが、先輩の「そして、修一郎」というアーティストがいます。

修一郎さんの奏でる楽曲は非常に優しいのにポップ。

それが非常に心地よかったんです。

僕は「頑張らない明るさ」と呼んでいるのだが。


僕がギターを始めたのはゆずの影響なんだけど、ゆずや長渕さんの弾き語りから音楽入った人って、フォークロックとか、フォークバラードとかの呪縛から抜けられないんですよ。

ギター1本のカッコよさで成立するから。


でも修一郎さんの音楽は、ギター1本なのに色んな音が聴こえてくるようですごいなぁと思って。

余白の美学。

「ダンス」という曲に特に影響を受けて、僕もゆったりしたポップスを作ってみようと思って制作しました。


勿論フォークばっかりやっていたシャイニーズではないので、それまでの経験値が加わって小気味いいリズムの曲になりました。

歌詞の内容は、自分のペースを自分自身で分かっていたいという気持ちで書いたと思う。

バズるとまでいかない音楽活動に対する気持ちもあるでしょう。


レコーディングの時は、弾き慣れているから大丈夫だろうと過信していた節があり、結構苦戦した記憶があります。

リズムが走るとみっともないし、和音も結構ひねっているから、ちっぴーのハモりの正解が分からなくなったりした(笑)

感覚でやりすぎですねぇ。

譜面書け(笑)


僕らのベーシックトラックの後に湯浅さんが鍵盤を重ねましたが、湯浅さんもこの曲が大のお気に入り。

ノリノリのご機嫌で弾きまくり「こんな鍵盤なら何回でも弾くよ」と言ってくれた。

正直後半の弾いている後ろ姿は、ヤクでもキメてるんじゃねぇかってぐらい没入していて、怖くてちっぴーと声を殺して大爆笑していた。

それくらいクールな演奏です。

地味な曲に収まらないアレンジになりましたとさ。

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