2020年5月9日土曜日

折衷案


せっちゅうあん、ですね。
何か意見が割れたときに、お互いの良いところを汲み上げて出した案といったところでしょうか。


今回のレコーディングで、現在5曲のミックス作業が進んでおります。
そのなかで、一曲だけ僕とちっぴーで意見が食い違う曲がありました。

ちっぴーはメインボーカルをもっとはっきり出したい。そのためにハモりを抑えたいという意見。

逆に僕はハモりを抑えると、メインだけで唄っているように聴こえてしまって二人のボーカルで勝負している感じがしない、メインボーカルは出さないで現状のままでいい、という意見でした。

他の四曲はお互い話し合って、それこそ折衷案を見つけられたのですが、その曲だけは平行線でした。
いやはや困ったものでした。

何回かエンジニアの坂口とやり取りをしていて、僕とちっぴーの楽曲への理解の違いが浮き彫りになった感じなんです。
今回その旨を坂口に伝えて、再ミックスの音源が届きました。


結論から言うと最高でした(笑)

ハモりの音量は少し下げる代わりに、
「定位」って言うんですけど、メインボーカルとハモりの音の聴こえてくる「位置」を前よりずらしてくれたんですね。
ステレオの右と左のようなイメージでよろしいかと。
それにより、メインとハモりが邪魔しないで響きあうミックスになったのです。

僕たちの意見が割れているということも理解した上で、また新たな切り口で音源を仕上げてくれたことに感動しました。
意見が割れてお互い譲れない思いがあったことで、このバージョンが出来上がった訳ですから。
震えました。


そして、これにより、湯浅秀栄参加バージョンの5曲のミックスが完成となりました‼️
めでたい。

待ってて下さってる方、大丈夫ですよー。
といった自信作です。

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