2019年5月25日土曜日

ライブハウスという場所

昨日の路上の効果で、ブログの閲覧数がいつもの倍になった(笑)
ありがたいことである。


常々思っていることだが、ライブハウスには人がいない。
バンドブームのときならいざ知らず、
「自分たちのお客さん」か「他の出演者のお客さん」しかいないのである。
つまりはハコはイベントを組むだけで、演者に集客を頼っているのだが。
おかしな話だ。

ライブハウスにフラッと入ってきた、という人に僕は数えるほどしかお目にかかったことがない。
海外ではそれが当たり前とか聞いたことはあるけども。
これも日本のノルマ制の弊害かもしれない。

自分たちのお客さんは、勿論すでに僕らを観にきているし、
他の出演者のお客さんは、あまり聴いていないか、最悪出番のときにいないことだってある。
ライブハウスでライブを続けていたら先細っていくのは目に見えている。
だって、新規のお客さんになるひとの数が圧倒的に少ないんだから。

勿論その中で繋がった人も多いけどね。密な関係もできました。


普通なら、
路上のライブレポートのブログのほうが閲覧が少なくて、
ライブハウスのライブレポートのほうが閲覧されてしかるべきなのだ。
ライブハウスのライブのほうが環境もいいし、お客さんからお金も取る。
そのためにスタジオにだって入るだろう。コストがかかっているのだ。
まがりなりにも「本番」なのだよ。


でも路上のほうが反響がある。

この矛盾を、アーティストはもっとしっかり考えた方がいい。
いや、ライブハウス、ライブバーと名乗るハコの人間がもっと考えるべきなのだ。

僕は昨日の路上は幸せになったし、楽しかった。
聴いてくれた方に楽しかったという声も沢山いただいた。


最低限そこは守らなければ。
ライブハウスはいつまでも、退屈な場所になったままだ。


そして、そこに遊びに来た人が
「ライブハウスは人がいなくてつまらない」というイメージを持って、二度と来なくなる。


僕たちもそんなライブに出演して、沢山の人につまらない思いをさせて帰してしまったこともある。

それに加えて、演奏もつまらないのだとしたら出演する側の恥だ。



昨日聴いてくださった人が沢山いたから、如何に普段自分が置かれている環境が特殊か…
慣れてしまってきているか自覚した。

まだ真剣にやれるようだ。

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