2025年12月7日日曜日

AIと仕事

 AIの発達で、人間が仕事を奪われるのではないかとか、色々言われます。

ちょっとその事に思いを馳せてみる。


例えば、銃が出てきた時。

それまでは腕力だったり、剣の素材で勝負していたところに、それでは勝てない圧倒的な力が出てきた。

それまでの力自慢さん達は、自信を喪失しただろう。


エンジンが発明されて、自動車やバイクが出てきた時。

それまではウサイン・ボルトのような脚力自慢がアイデンティティを持っていたのに、人間では勝てない速度を出すようになった。しかも疲れない。

それまでの脚力自慢さん達は、自信を喪失しただろう。


ワープロが出てきた。

それまでの活版印刷と呼ばれる印刷では、ハンコのような活字を拾って印刷物を作っていた。

文選や、植字という仕事があった訳だよ。何千ものハンコを選んで、間違いのないように並べなければいけなかったからね。

高度な技術と知識が必要な仕事だったが、ワープロの登場により絶滅してしまった。

逆に今はそのワープロすら、死語だ。

DTPが出てきたから。


そうやって革新的な技術や道具が出てきて、人間の生活が変化してしまうのは確かだろう。

それによって無くなってしまう仕事なんかもある。


しかし、銃があっても人は鍛えるのを止めない。

車やバイクに勝てなくても、オリンピックで走ったり投げたりするのを極めたりしているし。

デジタルで絵や文字が書ける(描ける)ようになったとて、人は手書きの温かさを知っている。全ての文字や絵が、デジタル制作の物になることはなかった。


だからAIが、音楽や、絵画や、小説文章、メンタルカウンセリングや電話番をしてくれたところでね。

多分、無くならないものはあるんだろうなって思うんだよね。

新しいものが出てきたら、合わせて、新しく生きていくんだ。


P.S

そう思いながら、昼に息子と河川敷に遊びに行って。

小さな虫とかを沢山見た。

地球はそんなこと考えないで、ただ命が生きているなぁ、と。

AIとか、仕事とか、考えてるの人間だけなんだなって思ってね。

人間界だけの悩みに囚われるの、もったいないねぇ。

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