2024年5月6日月曜日

本は多数

 昨日、夜配信をしたくなりました。

いつも楽器部屋に置いてある歌詞カードは、オリジナルと、槇原敬之と、全曲集みたいなヤツ。

いつもそれでのりきってたんだけど、ゆずとかスピッツに育ててもらった僕ですから、それも弾きたくなって歌詞カードを引っ張り出す。


その流れで、昔愛読していた名著を本棚から発見したんです。

僕の思想や考え方を築いてくれた本。


岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」

加島祥造さんの「求めない」

他にも沢山。

今はこの二冊を読み進めている。

この本達は絶対に死ぬまで持っているんだろうな。


昔ね、出版されたものっていうのは、多数の人の意思が込められている、というのを聞いたことがあるの。

本でもCDでもいいんだけどさ。

当たり前だけど、一つは作者。

その他にはさ。

企画立案者だったり、編集者だったり、共同執筆者だったり、校正の人、レコード会社や、レーベル、事務所の人だったりするかもしれない。

店頭に並ぶとして、プロモーションに関わる人や、バイヤーのオススメになったらその人の意思も。

つまりは、関わってくれる人がいる。

それを「良い」とか、「広めたい」とか、「売りたい」とか、思った人がね、作者以外に存在するということなのです。


だから、本は一対一のやり取りではなく。

多数の人間との営みなんだってね。

教わったことがあるんだ。


素晴らしい言葉、詩、文章に改めて触れる度にそれを実感しています。

この作品達を僕のところにまで届けてくれて、本当にありがとうと思う。


僕はやっぱり自己暗示を強くかけてしまう方だと思うから。

こうしたやり取りをやっていないと沼に堕ちていくんだよね。


本との会話は楽しい。

友達がいなくても語らえることがあるのだから。

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