命を説明するのは難しい。
以前ブログで蟻さんを潰してしまい、息子に「死ぬ」ということを伝えたことを書いた。
キチンとごめんなさいを言えた息子を褒めたのだ。
今日、自転車で保育園へ移動する前に、蝉さんが転がっていた。
天寿を全うした姿だっただろう。ピクリとも動かなかった。
息子が「むしさんいるよー」と教えてくれた。
うーん、言葉に困る。
「蝉さん、動けないのかもしれないね」と伝える。
蝉さんが寝ているっていうのは、何か違う気がして。
不思議そうな顔をする息子に、
「蝉さんは夏の間だけしか生きられなくてね。多分蝉さん死んじゃったんだ」って言ったのね。
そしたら「せみさん、こわれちゃったの?」
と聞いてきた。
あー、そうか。
息子なりに解釈したのがそういうことだったんだなって思って。
「そうだね、こわれちゃったのかもしれないね。でも壊れるまで頑張ったんだね。蝉さん、頑張ったねって言ってあげて」
「せみさん、がんばったねー」
そんなやり取りをしたのさ。
僕らも「こわれる時」が来るんだろう。
あぁ、こんなに生きたい気持ちになるなんて。
地震もありましたしね。
今日の夏の日は、センチメンタルだ。
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