改めまして、昨日はワンマンライブ「丸腰」ありがとうございました。
昼寝しようとしたのに、一度観たら最後まで観てしまうぐらい、良いライブだったと思います(笑)
自分の姿とか、観たくなかったんですけどねー。
沢山の方にお便りをして、また書きたいことが多すぎて、ブログに手がつけられずにいました。
沢山の方の思いを受けとり、幸せです。
第三波のせいもあり、自分のワンマンは誰にも見向きもされずに終わっていくんじゃないかって勝手に思っていた時があったので。
とりあえず今日は、セットリストと共に楽曲への思いなどを綴りたいと思います。
ネタバレにもなるので、ご覧になってから。
まぁ、このブログ見る人はライブ観てると思いますけど。
では、以下。セットリスト順。
多分長くなる。
0.考えてあげない(仮)
ライブではちょっと盛りましたが、三日ほど前に着想を得て、前日に歌詞をまとめました。
練習してないし、まとまってないから、作品と呼べる曲ではないけど「今歌うべきこと」だと思い、急遽最初に。
1.曲進
考えてあげないを覗いて一番新しい曲。シャイニーズでも披露してない。
悲しいことや大事なことは、囚われるぐらいなら無視してやろうっていう、僕の中で優しいパンク。
ワンマンの最初は一番の新曲で、って思ってた。挑戦者でありたくて。
で、考えてあげないに席を譲ることになったんだけど(笑)
2.人のせい
曲進の次に新しい曲。
こちらはシャイニーズで10/17や11/12でも披露。
段々馴染んできた。
一人で歌うので半音上げた。
今回のワンマンを決めるにあたって、沢山の人の力があったように、頑張らせてくれる仲間へのラブレターです。
3.チューニング(饗庭純)
ここから、カバーコーナー、女性ボーカルの曲。
原曲キーでいきたかったけど、僕が損なわないのが大事なので、2音上げ。
聴いたとき号泣して呼吸ができなかった曲。YouTubeの再生回数を50回は上げたと思う。勿論デビューされた時にCD買ったぞ。
人と繋がりたいって純粋な気持ちがこの曲にはあると思う。
4.泣き方、笑い方。(ケイタク)
大学時代のシケた面した僕に、この歌詞とポップさが響いたんです。熱唱オンエアバトルは、素人臭いアーティストも沢山いたけど、ケイタクさんは別格だった。
ライブハウスに出るようになって、ケイタクさんがツアーで関東に来たときも見に行ったなあ。
僕のギターの師匠、憧れかなぁ。
5.30年後の君へ(ヤドカリ)
ヤドカリさんは沢山いい曲あるんですけど、ワンマン自体が真面目になりすぎるセットリストになりそうだったので、ポップなものを。
二部の、えんとか君のペースに通ずる愛を歌ってますね。
メジャーファーストシングルで、それまでのヤドカリさんのイメージと違って、実はそこまで聴いていなかった曲なんだけど、今回を機に大好きになった。
名曲やん。
6.幸せになれ(Mikiro)
ライブハウスで出会った才能を歌いたいコーナーへ。
ミキロー兄貴はシャイニーズのレコ発とかにも出てもらった。
秋田犬のオープンマイクに出始めたころ「モノが違う人」ってのがやっぱり何人かいて。そのうちの一人。
フォークやロックを歌うギター弾き語りは沢山いるが、ギター一本でポップスを歌えるミキロー兄貴を僕は尊敬していた。
演劇、音楽どっちつかずの自分にこの曲が優しかったのだ。
7.僕の生涯(松本裕)
実は僕と同い年のまつゆーさん。
そこまで仲良くはなかったけど、僕にとっていつも嫉妬の対象だった人。ハイペースでライブして、定期的に音源も出して。
こんな人になりたいな、そして同い年なのになって思わせてくれた人。
こんな痛烈なバッドエンドを書けるのは、覚悟がなければできない。人の求めてるものではなく、人が求めてたものを気づかせてくれる、素晴らしい表現者だと思う。
8.僕の半分はすでに腐っている(小林薫)
今回のライブの首謀者。
ライブではディスったけど、尊敬してます。
この曲も毎回涙する。
そして、薫さんほど「理解されづらい」表現してる人間はいないと思う。
それでもこの先輩は曲がらない。
ずっとカッコいいんだ。
腐っていない半分がまだあるってことを気づかせてくれる名曲です。
9.地下街(ゆず)
ちっぴー参加。
ライブでも話したけど「ちっぴーに歌わせない」から、「歌ってもらおう」に変わって、この曲を。
ベースもなく、歌しかなかったShiny's。丸腰らしいなって思って。結成したての頃に戻れる曲。
10.空耳
新譜びいだまマーチ収録。
本当にライブでやってないし、カバー曲の一部をちっぴー作曲のこの曲で締めるのがいいなってことになった。
アコースティックアレンジとして、結構良い出来になったんじゃないかな。
音源と聴き比べてほしいなぁ。
二部
11.ゆらゆら
中途半端な自分を、それでもいいと思いたくて書いたんだと思う。
意外にこの曲のファンが多いんだ。
二部の始まり、野村という人間を一番表している気がして。
12.てくてく
一部がカバーばかりだし、シャイニーズの人気曲もやらなきゃという、サービス精神でこの位置に。
ゆらゆらとバリアの間で柔らかい空気も欲しかったしね。
ゆらゆら、てくてくっていう字面も面白くて。いい曲よね。
13.バリア
僕がソロでよく歌う曲。
僕なりのバッドエンド。可愛い曲調にのせて。
バリアを解きたいんだ、本当は。
人を信じたい、心を開きたいっていう気持ちをね、書いたの。
この曲を好きって人も結構いて、そういうことを聞くたび、一人じゃないんだって思える曲。
14.優越感
僕は大学まではどちらかというとエリートでしたから、人を見下すところがあるんです。正直に言う。順位社会で生きていたんだな。弱い人間にはデカイ態度、取るんだよ。でも、人生で沢山の負けを経験したから。優越感で自分を保つ人間になりたくないって、今でもトレーニングしてる。
15.無条件で
頑張らなくても、優れてなくても、絶対的に愛して欲しい。
ただそれだけ。飢えているこの曲を歌うとき、僕はすごく素直。だって声高らかに宣言できるから。
これも一人のとき、よく歌う。
シャイニーズじゃない僕も、歌わない僕も愛してほしいの。
欲張りなんだけど、それを言ってしまうこの唄が好き。
16.えん
プロポーズを決めた時に書いた唄。
歌詞に愛してると入れたい、と思える人が現れたから。
女性ウケがいいのかな。
僕も好きなんです、この曲。
嫌いでも愛していいって書けたことで、なんか無敵になれたんです。
17.君のペース
良く、落ち込みます。
ひどい時は動けなくなるくらい。
それを叩きおこすことなく、待ってくれる人がいる。
そして、待った上で、連れ出してくれる行動力もあって。
だから、情けないままでいられない。
結局僕が復活する最短ルートを選んでくれるその人に感謝を伝えたくて。
18.手紙朗読(ステージ)
一部があるけど、なんか、自分のワンマンらしさみたいなのがほしくて。
これはアーティストとしての欲ですが。
最初は投げ銭をしてください、みたいなアツい内容を書いてたんですけど。
本番が近づくにつれもう、僕の人生の独白と、観てくれた人への、ただのラブレターでいいやと思いました。
やるか、最後まで悩んでいましたが、案外好評なようでホッとしてます。
ビビってやめなくて良かった。表現って、そうだもんな。
19.ゴキブリ
20~21の時に書いて、今でも現役の曲。
結局この曲に書いてあることが僕のすべてな気がします。
いつでも新鮮で、ウケるからやるって曲でもないんだよな。
大事な時に必ず歌われる名曲だと思ってます。
En.もう褒めてもらえない
ライブ全体が真面目なメッセージばかりなので、セットリストから外れた曲。結局アンコールで(笑)。
この曲もファンが意外と。
みんなが実は声を大にして言いたいだろうなってことを書けたのは大きい。
僕が唄を書くとき「もう知ってることは書かなくていい」っていう哲学がありまして。
あ、俺も褒められたいって思ってくれれば本望なのです。
一時間近くかかりました。
また明日ー(笑)