2019年1月31日木曜日

尾上明範という男



本当は昨日書きたかった話。
尾上明範という男がいます。
昨日は幡ヶ谷でその男のワンマンライブを観に行ってきた。

尾上ちゃんとはツーマンライブもやった仲で、出会ってもう7-8年になるだろうか。
急に関係が近くなったのは4年前くらいと思う。

僕は人を褒めるのが苦手だ。
もう褒めてもらえない、という唄を書いている癖に苦手だ。
嫉妬深いんですよ。

加えてどうしても好意を相手に伝える際に、嘘と思われやしないかと考えてしまう。
そのせいで変に冗談めかしたり、言えなかったりもしょっちゅうである。
久しぶりに僕にあったときによそよそしかったら、多分絡み方を忘れてどうしたらいいか分からないだけだと思う(笑)


と、いうことで尾上明範について書いてみます。


尾上明範は僕に無いものを全て持っているなぁと思っています。
正に嫉妬の対象。

ギターの話になるけれど、僕はストロークという全部の弦を鳴らすやり方を好む。
逆に尾上ちゃんはアルペジオという、主に指で爪弾くスタイルの曲が多いと思う。
勿論どちらかだけだ、ということはないけれど。
必然的に僕は激しい曲やノリのいい曲、尾上ちゃんは優しいバラードやゆったり聴ける曲が多いかな。
アコギを弾くためにいる男だと思っている。嫉妬だ。

尾上は空気を作って引き込む。
僕らは空気を発して伝染させていく。

尾上ちゃんの出番前に僕らがライブをして、これだけやればやりづらかろう…と思っても、簡単に一曲でリセットされる。
全くいけすかない野郎である(笑)

声もハイトーンのきれーな声。

詞は私小説のような情景を歌う。僕は書けない。

背が高い。イケメン。
(ここはテストに出る)

一人で立つ勇気がある。
僕はビビる。

尾上ちゃんは色々遠征で地方でも歌うことがある。アクティブだ。

実は同い年なのにこうまで違う人間が出来上がる。
島根と静岡のイタズラなのか。


僕の役者仲間の子に気に入られ、尾上ちゃんは最近お芝居の劇中歌を制作した。
その子は僕たちシャイニーズではなく、尾上ちゃんに先に依頼した(笑)
僕は少ししょげた(笑)

しかしそれがダントツに良い。
僕には書けない唄を尾上は書いた。
仲間の選択は大正解だ(笑)

こうして尾上ちゃんの歌は広まっていくのかと、遠くに行かれたような感覚になった。
自分の歌が誰かの歌になるのは、歌のあるべき姿と思う。
尾上ちゃんのワンマンでも、それが一番素晴らしかったように思いますよ。
ブレずに二時間歌い通した姿を見ると、こいつには気負いはないのかと思いたくなる。
 
着実に行動して、結果を出すこの人が羨ましかった。


僕はワンマンのMCでも、最近シャイニーズがスゴい楽になったと語った。
目の前の一人に届く歌が歌いたいと。
これは尾上ちゃんの影響が大きい。

尾上ちゃんはライブハウスもいいが、もっとたくさんの人に唄を届けたい、同じ場所で歌ってもしょうがないと思っている人。

飲みの席だが、その言葉を聞いて僕も歌うことの自分の目標を確認できたひとつの出来事になった。

同じ歌うたいとして、尊敬している。


え、blogに書かずに本人の前で言えと?

人を褒めるのは苦手なんです。
嫉妬深いんですよ。

そして、読み返すと嘘臭く感じるなぁ。

追記 野村は写真の載せ方を学んだ。
かしこさが1上がった。

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