2026年5月7日木曜日

やっと始まる

長くなりますが、綴らせてください。

長いよ。

でも、運転の仕事してない人にはためになると思うよ。

運転免許の更新の時に読まされる手記みたいだよ笑



今日、事故を起こしてから初の出勤日でした。

もう行きたくなくてね…

最近の体調不良もあって、働けるのかって思ってました。

ちっぴーに何とか起こしてもらい、出発。

昨日配信できたからか、起き上がれないというレベルではありませんでした。


まず皆さんに頭を下げました。

笑って冗談を言ってくれる人。

気にしないでね、と言ってくれる人。

身体は大丈夫?と気遣ってくれる人。

色々でした。

それにすごく救われました。


バイクの点検をしたら、部長と一緒に局長室に向かいました。

事故の報告をするためです。

僕はそこでの、主に局長とのやりとりに、本当に救われました。

僕の郵便局人生で、尊敬できる方は3名いらっしゃるんですが、そこにもう一人、今の局長が加わりました。


まず、事故の状況を説明しました。

大体はそこでお話が終わることが多いのですが、交通事故鑑定のように、丁寧にお話してくださったんです。

つまりは、何故その事故が起こったか、ということです。


僕としては、そこが本当に苦しくて。

とうしたらいいかが本当に分からなかったのです。

前方側方を見ないでUターンしてしまったから、事故は起きた。じゃあ前方を見て、安全確認をしてから発進しましょう…なんて、結論じゃないのは僕が一番分かってます。

喘息のような咳で、苦しくてそのままUターンを開始してしまった。

僕自身も、信じられない行動をとってしまったので。

どういう僕でいたら、事故を防げたのかが全く分からなかったんです。

【いつも安全確認をしていたのに、何故その日に限ってもらしてしまったのだろう。】とずっと思っていたのです。


細かくは書きませんが、局長は僕から沢山のことを聞き出してくださいました。

そこで原因ではなく「真因」を探ってくれました。

注意力が、その日だけ欠如していたんだねって話では終えずにね。

僕が唯一、思い至ったのは事故現場の敷地内はあまり交通量が無かったので「危険予測の意識がまるで無く、安全確認が抜けてしまった」ということでした。


ですが、局長はそこでは終わりませんでした。

『危険予測の意識がないんだったら、敷地内じゃなくて本当の公道だったら、Uターンの時に安全確認してないのかな?』と。

僕は「いや、さすがに自転車や子どもも怖いから、安全確認はしていたと思います。」と答えました。

『多分安全意識が低くて、安全確認ができてないなら、もっと事故ってると思う』と。

『じゃあ、何故この時は、安全確認ができなかったんだろう?咳だけじゃないと思うんだ』と言われました。


僕は答えに窮しました。

それが、一番僕が知りたかったことでした。


『安全確認は、普段何割できてますか?』という質問をされました。

「僕は9割以上はできていると思います」と答えました。

現在携行している端末は、急停止や急加速を探知できます。

僕は毎日ほぼ0。

他の人間は、二桁いく人もいます。

一時不停止も見られます。

僕は週に10回以下。

他の社員はもっとあります。

正直、僕には「あいつらよりは安全に気をかけている」という気持ちがありました。


そこから、局長のお言葉でした。

『その9割っていうのがね、場所になってないかなって思うんだ』と。


つまり、自分が危ない箇所では安全確認をして。

危なくないと思っているところでは安全確認をしていないんじゃないかな、というお言葉だったんです。


僕は愕然としました。

そして、それこそが僕が求めていた答えでもありました。


そうなんだ。

僕は全ての場面で安全に走行していたわけではなくて。

リスク箇所の高い場所でだけ、安全確認をしていたのじゃないかと。


例えば一方通行のT字路。

一方通行を逆走してくる自転車を、プロは予測します。

だから、僕は止まるし、ブレーキに手をかける。


店舗の入り口、公園の出入り口、駐車場の出口。

そんなところからパッと飛び出してくる人は山ほどいます。

だから、アクセルオフをします。


信号が青に変わりました。

すぐに発進してはいけません、変わり際ギリギリで、もう赤信号なのに間に合ったとばかりに90°横から突っ込んでくる輩がいるでしょう。

対向のせっかちな右折車がいきなり右折してくるかもしれない。


右折したいときに乗用車にパッシングで譲られました。

すぐに行きません。

その乗用車の横から原付や自転車が死角からすり抜けてきます。いわゆるサンキュー事故です。


安全教育や、実際の事故事例で、そんな知識は山ほどあります。


だが、なぜ今回は、前も見ずにUターンして、接触まで相手方に気づかなかったのか。


全ては知識に基づいていただけだったから、


8、9割の箇所では安全確認をしていても。

「ここは特に危険ではない」と自分が思っている場所に関して。

残りの1、2割の箇所では、全くしていなかったのかもしれません。


例えば団地の敷地内の駐車車両の隙間は、僕、危険を感じとります。

車から降りた人が、歩いて来るかもしれないから。

エントランスも同様。

停止しているヤマトや佐川の陰からは人が来るかもしれないし、その車両が動きだすかもしれない。


でも、僕がUターンしたところは、見通しが良く、幅員も結構ある。

僕が油断してUターンしても、「さすがに止まってくれる」と、どこかで思っていたのかもしれないです。


【いつも安全確認をしていたのに、何故その日に限ってもらしてしまったのだろう。】とずっと思っていた…この思いに対する、局長のお言葉はこうでした。

(実際にさすがにこんな言い訳はしてないけどね笑)


『言葉を選ばないで言うとね。だから、多分こういう場所では、普段も安全確認やっていないんだと思うよ』と。


そうなんだと思いました。

単純なんです。

安全確認を、普段からやっていなかっただけなんです。

安全確認に、ムラがあったというだけの話なんです。


僕はやっと、反省と納得ができたのです。


ありがとうございました。

スタートに立たせていただいて。

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