2024年6月23日日曜日

必然性

 旅行から帰ってきました。

眠いわよ。野村です。


一泊だから、そこまで二日目もゆっくりできなかったけど堪能してきました。

今日はムーゼの森というところに行ってきました。

ムーゼの森は、絵本の森美術館や、エルツおもちゃ博物館、ピクチャレスクガーデンというガーデンなどがあるガーデンミュージアム?です。


絵本の森美術館は「かこさとし」先生の展示。

エルツおもちゃ博物館は、ドイツのエルツ地方の木製のおもちゃが展示されていました。

沢山の創作物や自然に感動させられたのは勿論なのですが、僕はその創作をするにあたっての「必然性」とも言えるものに刺激を受けた。


かこさとし先生は、工学博士や技術士だった。

その知識を軍隊で活かそうとしていたんだそうです。

しかし、戦争を経験して「こんなことを二度と繰り返してはならない」と、絵本作家になったそうです。


ドイツのエルツ地方は、元々は鉱山の町だった。

しかし、次第に産業が縮小していくうちに違う産業を開発していき、木製のおもちゃの製作が一大産業になったんだそうです。

山岳地帯だから農業が難しかったのだけど、木材が豊富にあったことでそうなっていったんだって。


かこ先生にも、エルツ地方にも共通するのは、

そうなっていったということ。

そうするしかなかったということ。か。

生きるために、そうせざるをえなかったような。

それをしなければ生きていけなかった、必然性とも呼べる運命めいたものを感じたんです。


それはまるで、ただ必死に生きていただけの証のようで。

なんて美しい営みなんだろうと。


こんなに必死に生きてねぇな。

これ分かっただけで、儲けもんだわ。

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