音楽なんか、やってる場合なのかと。
ずっとそう思っていたんです。
息子が生まれて、生活をせねばならない。
もはや自分だけの問題ではなくなっている。
そこは第一にしてあげたい。
専業ミュージシャンではないから、やってる場合なのかと思う。
ウクライナ情勢がある。
明日の生活も保証されていない人がいて、逆に音楽できる幸せも感じるが。
その中でも音楽をやるということが、少し傲慢で欲張りな行為と感じてしまうことがあった。
僕は子どもっぽいのではないのだろうか。
やってる場合なのかと思う。
ですが、昨日ちっぴーと息子。三人一緒にいるときにギターを弾いて。
大声では歌ってないけど、息子が聴いたり、ちっぴーがさらっと歌ってくれたり。
すごく愛しくて。
絵本の読み聞かせとか、子守唄を歌うような大切な時間が流れていたのだ。
僕たちの生活にギターや音楽が「邪魔なもの」「余計なもの」という形で存在していなかった。
逆に「豊かにするもの」として、そこにあったのだ。
あぁ、なんで。
音楽なんか、なんて決めつけてしまっていたのだろう。
それは僕の人生を半分否定するような言葉じゃないか。
音楽なんか、と言ってしまえるような人生を送ってきたのか、君は。
僕の人生の邪魔者なんかじゃ、決してない。
それが確認できて、狂いそうなぐらい、元気だ。
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