2025年4月6日日曜日

未熟者の隙間

 昨日の着火で、こいけみほさん、森田遊人さん、うちまけいたくん、智歌ちゃん、西ケ谷源市さん。

結局今日になったら、嫉妬も後悔も出てきましたが、本当に素晴らしい表現を観ました。

こんなに一人一人が立っていて、色が違うのが愛おしい。

どこでもこんなこと言ってると思うけどさ。


で、今日は昼に RECORICK さんのワンマンショーを観に行ってきました。ヘロヘロでしたけどね。

レコリックさんがすごいのは周知のとおりですが、カッコ良かったです。

ワンマンライブではなく、ワンマンショー。

本当に色んなところに連れていってくれて、レコリックは遊園地だと思います。

僕は辛気くさい歌詞ばかり書いてしまいますが、レコリックさんは言葉を選ばないのであれば「くだらない」ことをしっかり歌う。

それが気持ちいいんだ。

僕としては「音楽」が先で、「歌詞」があとに聴こえてくる。どの角度からでも楽しめる。

味わい方が沢山あるので、いいんですよねぇー。


で、昨日着火、今日レコリックワンマンショーを拝見して。

改めてね。

僕には何もできないんだなぁと思いました。

後ろ向きな意味でも、そうでない意味でも。


あー、結局みんなができることを全てできる訳はなくて。

僕にできることを見つけて、ひたむきにやるしかないんだなーって。


良い意味での「できなさ」を感じたのです。


こいけみほのように深く潜ることもなく

森田遊人のように完成度の高いエンタメでもなく

うちまけいたのようにまっすぐ熱くもなく

智歌のように純粋でもなく

西ケ谷源市のように技量と相手へのアンテナもなく

RECORICKのように人をワンダーランドに連れていくこともできない。


では、お前には何ができる?

と、問われているようで。


その人と人の隙間を探して。

僕だけの道があるような、なさそうな。

でも、さっきうちま夫妻の感想戦配信を拝見して、お褒めの言葉を頂戴して。

多分あるのだと信じて。

そんな日々をこれからも。

2025年4月5日土曜日

着火第二夜

戸塚LOPOにて、智歌企画「着火」第二夜、終了いたしました。

セットリスト

1.僕の唄を聴いてよ
2.もぐらの目
3.遊ぼう
4.着火
5.ぼくはえんぴつ
6.部屋の中

コラボで、かいじゅうくんのなみだ(智歌)でした。

一昨日のブログにあれやこれや書きましたので、重複は避けますが、本当に自分の企画ぐらい大切にしてました。
智歌うちま家とグッと近くなったのもあるし、シャイニーズでの出演を打診されたのもある。
とにかく同志として一矢報いたかったのですね。

当日になりまして、台風も来ないし、息子も発熱しないし、胸を撫で下ろしながら会場に向かいました。

リハーサルで息子がおんぶをせがみ、12月の復活のようにちっぴーがおんぶしてベースを弾くはめに。
こりゃ参ったぞと思いましたが、本番では椅子に座って聴いてくれました。
あと、タンバリンの取り合いも発生しました(笑)

ライブは楽しかったですねー。
全組トリができるような実力者ばかり。
普段嫉妬にまみれる僕も、それを飛び越えて純粋に楽しかった。
まだまだやれることがあるし、シャイニーズも向かうべきところがありそうだと感じた。

個人的にはライブは着火への思いが強すぎて「綺麗」にやりすぎてしまったかなぁという反省はあるのですけどね💦
もっと肩の力を抜いてやってもよかったかなと。

ただ、あまり僕たちのことを知らない方達に、僕の唄を聴いてよとか遊ぼうでコールアンドレスポンスをしてもらえたし。
やっぱり一番手ということは意識していたから。
トップバッターとしての責務は果たせたのではないでしょうか。

コラボのかいじゅうくんは、とっても楽しかったです。
スタジオ練習の時に沢山凹んどいて良かったです。
歌えば歌うほどこの曲を好きになりました。
優しい唄ですよね。
アレンジ、楽しかったなぁ。

まだまだ色々書きたいことはありそうだけど、今日はこの辺で。
こんな夜をこしらえた主宰に拍手を。

2025年4月4日金曜日

今、その時

 昨日の夜なんですが、メトロノーム練習をしました。

前回のシャイニーズラスト練習の時もやりました。

練習の一番始めに行うと、集中力が増して良いんです。


何かと頭で考えてしまう僕です。

ギターや唄もそうです。

要らんことばかり考えるんです。


ただ、メトロノーム練習はとにかくクリックに合わせる。

そうするとだんだん他のことというのは考えられなくなってくる。

今、その時、しかなくなってくるんですね。

それが心地良いんだ。

それでも要らんことを考えることはあるけどね(笑)


以前練習の教則本を読んだ時に

メンタルの状態によって練習メニューを考える内容があった。

メンタルが上向いている時は、ライブの本格的な練習とか、感情を込める表現の練習とかが適している。

逆にメンタルが下降気味の時は、運指とか、メトロノーム練習とか…基礎練習が適しているのだそうだ。

基礎練習というのは、あまりメンタルに左右されない「技術」の練習。

だから、気持ちが乗らない時はそっち中心に舵を切ってしまうといいって書いてあった。

僕はこれにすごく納得した。


明日はライブ。

しかも Shiny's でだ。

どうしたって、心は上にも下にも動く。


だから、基礎をやって瞑想のように。

今、その時、だけ。


お待ちしています。

2025年4月3日木曜日

力になりたい

 良い企画にしたい。

自分のライブでもないのにそう思うのです。

4/5 の、智歌企画「着火」についてです。


昨日か一昨日か、ありがたいことにご予約が増えて、智歌ちゃんからソールドアウトにしますと連絡があった。

本当に素晴らしいことだ。

僕らももう少し貢献できないかと思っていたところだったので、純粋にびっくりした。


前回の着火の時は台風が接近していて、開催がギリギリまで危ぶまれた。

安全を考慮して来場を控えるお客さまも出て、当日キャンセルもいくぶん出たようです。

勿論それは仕方がないのだけど、それだけが前回の着火は悔やまれると智歌ちゃんが言っていたのです。

それだけもっと沢山の人に観てもらえるものだったと自信を持てていたということです。

今回、ソールドアウトということは、そこをリベンジできたということ。カッコいいです。


前回はソロで呼んでいただいて、今回はシャイニーズでとお誘いをいただいた。

こんなに早く復活二度目のライブをすることになるとは思わなかった(笑)

色んな事情を考慮して、それでもダメもとで誘ってくれたことに愛を感じる。

それに報いたい。


お客さんが入ったのなら、あとは良いライブをするだけ。

それだけが彼女への恩返しになる。

それだけしかできないのだろう。


自分のためだけならば、シャイニーズのためだけならば、こんなに力は湧かないのでしょう。

こんな気持ちにさせてくれてありがたく思います。


人の本気に応えるためには、こちらも本気にならねば。

人の力になりたいとき、自分の状態は忘れられる。

2025年4月2日水曜日

強がり

 昨日ブログでも書いたが、我に返った感覚があり、生きることが少し楽になった。

こういう視界が拓ける体験をすると希望が持てるものです。

今日はとても忙しかったから、体力は持っていかれたけれど。


忙しかったの。

へこたれそうになったの。


でも、やってやるよ、とも思った。

そして、楽しんでやるよ、とも思った。

僕はゲームが好きだから。

これがハードモードだったらどうやって攻略するかを考えてやった。

「ワクワクするぜ❗腕の見せ所だっ」

とか言いながらやった。

まぁ、強がりなんだけど。


強がりを楽しめたらいい。

笑いながら、やれやれって言いながら。


だって、状況は変わらないものね。


強がれた僕はちょっと大人だった。

ちょっとだけ限界を超えたのだ。

無理の無い範囲で。

2025年4月1日火曜日

目を向けたい

 今日は 4/5 着火前、最後のシャイニーズ練習日だった。

二人とも疲労が溜まってきているのもあり、ゆっくりのペースで。

カラオケ結構歌ったり、クリープハイプの新曲を耳コピしたりして遊んでいた。

こういうの、いいなぁ。

セットリストの中心の楽曲の理解も深まり、やればやるだけ見える世界があるんだなと嬉しくなる。


帰ってきて、仮眠をし、息子のお迎えをしたあとに無性に心細くなり、涙を少し流した。

本当にメソメソしたのである。


僕は最近、ずっと流しや着火を中心とした音楽のことだけ考えていた。

それに無理が生じていたことを自覚した。

うーん、というか視野狭窄に陥っていたのだろう。

見えるものも見えなくなっていた。


頑張らなきゃとか、しっかりやらなきゃばかりでね。

最近のブログでもそんな内容ばかりだったし、心が折れそうになっている自分を何とか叱り飛ばしながら、負けないようにやっていたんだけども。


あ、結構限界だったんだなと思いました。


それは、今日の練習に満足がいったから分かったことなのかもしれない。

音楽の時間をしっかりやれたから。

音楽以外をやっていなかったなって確認できたのだろう。


だから、メソメソしてからは。

今日はもう音楽を頑張るの止めようと思って。

テレビを観て笑ったりしたよ。

こういうの、置いてけぼりにしてたなって思いました。


音楽の前に。

大事にしなきゃいけないことがあったのではないかと反省しました。


さっきまでも、バナナサンド観て笑ってた。

笑うってこんなに健康なんだな。


目を向けたいね。

2025年3月31日月曜日

なろうとするな

 今日は年度末。

人事異動があった。

それに昇進もあった。


いつも仕事だけになってしまうみんなの顔も、今日は少し違った顔が見える。

お世話になりました、これからもお元気で。

そんな言葉が飛び交う職場は、いつもより少しあたたかかった。


僕が本当にお世話になった皆さんも異動される。

そんな中、僕も動き出していることを思い出した。

最近は喉の不調もあり、なかなかメンタルが上向かなかった。

流しの研修に向けて、ずっと黒い気持ちが消えなかった。


やっと今日その正体がわかった。

いつしか僕は、楽しむことを置いてきてしまったんだなと。


大学生になった時も

周りについていこうとして、引きこもった。

寿司屋で店長になった時も

店長らしくしようとして、鬱になった。

青年座の研究所にはいった時も

演劇人になろうとして、演劇を嫌いになった。

そして、今度は一人前の流しになろうとして、怖がっている。


何者かになろうとして、

そうして足りないものを見つけて、

無理だと諦める。

欲しかったものが手に入りそうな時。

こんな僕ではダメだと、不合格を与える。

僕はそんなことばかりだ。


ただ、結婚や、出産。

それらは本当にどれだけ苦しくても手放さなかった。

そうさせてくれてありがとうと思っている。


ステージに立つということも、広い意味で手放さずにいられていることの一つだ。

僕はその時間を広げてくれるギター流しというものを見つけて、ワクワクして、眠れないぐらい希望を持って生きていたはずなんだ。


やっと手に入れるもの。

それを自分のメンタルだけで手放したくない。

好き勝手楽しんでしまえよ。


なろうとするな。

それは理想の自分なんかじゃない。

◯をもらいたいだけの偶像だ。